簡単6ステップでファッションブランドをつくる方法

 

ファッションブランドをつくるという夢

”いつかファッションブランドを立ち上げたい”という夢を抱く方は、服飾学校生に限らず、高校生や大学生、社会人の方にも多いのではないでしょうか。

実は、売れる、儲かるブランドは誰でも簡単につくることができます!

 

今回は、マーケティング基礎4Pの流れに基づいて、簡単6ステップで紹介します。

簡単6ステップで紹介します!

 

1.まずは資金準備

 

ビジネスに限らず何かをはじめるのに、まず一番にボトルネックになるのが、資金のことではないでしょうか?

資金を調達する方法は、大きく2つ。

 

  1. 自分で稼いで用意する。
  2. クラウドファンディングを利用する。

 

どんなファッションブランドを考えているかにもよりますが、クラウドファンディングを利用すれば、少額資金でもスタートできます。

 

”クラウドファンディングとは実現させたい思いに対して必要資金を集める仕組み。サイトを立ち上げたい、ユニークな旅をしたい、カフェを開きたい、などの思いにお金が必要な場合、クラウドファンディングの存在意義があります。

出典元:LIG クラウドファンディングの始め方を公開!CAMPFIRE着火の手順まとめ

 

クラウドファンディングには、さまざまな種類があります。

 

ちなみに私は、CAMPFIRE(キャンプファイヤー)というサービスを利用した経験があります。

CAMPFIRE <<

画像出典:https://harry-topic.com/

 

クラウドファンディングを使えば、ブランドの資金もすぐに調達できます。

 

資金集めだげではなくブランドを立ち上げる際の話題つくりにも利用できます。

 

詳しくは、6.宣伝方法を考える で紹介します。

 

2.ブランドコンセプトをつくる。

 

なによりもブランド立ち上げで重要となるのが、ブランドコンセプト作りです。企業でいえば、会社の経営戦略に匹敵するくらい重要です。

ブランドコンセプトをつくる際は、なんでも良いので、他にはない強みやこだわりを考えることがポイントです。

 

ブランドコンセプトをつくる際に以下の要点をおさえてから作成してみてください。

 

  1. コンセプトイメージを言語化
  2. Pinterest(ピンタレスト)から画像をひろってイメージを具体化
  3. ブランドターゲット層の選定(年齢や性別、職業など)
  4. 考えたコンセプトに類似しているブランドはないか。
  5. 話題をつくれるようなコンセプトになっているか。

 

コンセプトがしっかりとしているファッションブランドは、話題を集めやすく、ブランドの成長につながりやすくなります。

 

新鋭ブランドのEVERY DENIM(エブリデニム)は、コンセプトが凄くわかりやすいので、是非参考にしてみて下さい。

 

EVERY DENIM<<

画像出典:http://everydenim.com/

 

コンセプトが決まったら、いよいよ商品作りです。

 

3.商品をつくる

 

まずは、商品が出来るまでの工程をおさらいしてみましょう。

  1. デザイン
  2. パターン作成
  3. トワルチェック
  4. 生地選び
  5. サンプル縫製
  6. サンプルチェック
  7. 縫製
  8. 完成

 

この工程だけをみると、ブランド立ち上げは、難しいことだと感じてしまうかもしれません。

でも、安心してください!

実際のところ、デザインさえ描ければ、誰でも簡単にブランドを立ち上げることができます。

余談ですが、ファッション系の学校に通うと、上記の1~8まですべて一人で出来るようになります。

 

本格的にファッションブランドを立ち上げを考えているのであれば、ファッションの学校に通うのも良いと思います。

デザインやパターン、縫製などの技術や知識を総合的に身に着けるのも重要なことです。

 

しかし、今の時代、クラウドソーシングやマッチングサービスを利用すれば、わざわざ学校で学ぶ必要もありません。

 

それでは、商品をつくる方法をいくつかご紹介します。

おおまかに4つ程あります。

★・・難易度

  1. 無地Tシャツを購入してイラストや写真を印刷する。★
  2. teshioni【てしおに】サービスを利用する。★
  3. クラウドソーシングやマッチングサービスを利用する。★★
  4. ファッション系の学校で勉強してすべて自分でやる。★★★★

 

難しく考えず、とりあえずミニマムで立ち上げるのも正しいやり方です。

本格的にブランドを立ち上げる方法として、ブランド立ち上げを支援してくれるサービスを活用することをお勧めします。

 

最近、特に気になっているのが teshioni【てしおに】 というサービスです。

初期費用は、ゼロでたった10着からオリジナルブランドを始められるそうです。

画像出典:https://www.teshioni.com/

 

縫製作業などを受託してくれる、今までのマッチングサービスでは、小ロット(最少生産枚数)での発注がなかなか難しかったです。

その結果、生産コストが高くついてしまったり、作り手が在庫を抱えるリスクがありました。

このサービスを利用すれば、そうした課題がクリアになりそうです。

 

商品ができたら、次は、いよいよ販売するための価格設定です。

 

4.価格を決める

 

価格設定をする際は、ブランドコンセプトを意識したプライシングが必須です。

いまのブランドは、高級路線なのか?それとも低価格路線なのか?

価格は、ブランドイメージに直結します。

注意が必要なのが、一度価格を決めてしまうと、容易に変更ができません。

 

ブランドを永続するには、利益も必要です。そのこともしっかり念頭に入れ、慎重に検討しましょう。

 

価格を決める際は、利益率や原価率を基準に判断するのがいいでしょう。

 

アパレル業界の原価率参考値

しまむら ・・・ 65%

ユニクロ ・・・ 40%

ZARA ・・・ 40%

UNITED TOKYO ・・・ 50%

セレクト・百貨店 ・・・ 25%

引用元:NEWSPICKS

 

【計算の例】

1着つくるのにかかる費用が3000円、原価率40%とした場合

販売価格7500円=原価3000円÷0.4

この場合、販売価格は、7500円となります。

 

このような方法で価格を決めるのもよいでしょうし、お客様が商品にいくらまでお金を支払ってくれそうか? から考えてもよいでしょう。

販売価格が決まれば、いよいよ販売です。

 

5.販売方法を考える

 

販売方法は、大きく2つあります。

ネットショップを開設する方法と、お店などに置いてもらう方法があります。

ネットショップの開設には、BASE(ベイス)やshopifyがおすすめです。

どちらも簡単にショップを開業することができます。

 

BASE <<

画像出典:”https://thebase.in/

shopify <<

画像出典:https://www.shopify.jp/

 

ネットショップ以外の方法として、お店での販売を検討しましょう。

知人に、お店のオーナーさんなどがいれば、お願いをして店内に置いてもらうのがベストです。

別の方法として、複数のブランドオーナーと協力しあって、ポップアップや展示会を開くのも良いと思います。

その際、場所探しには、spacemarket(スペースマーケット)がおすすめです。

 

spacemarket <<

画像出典:https://minpakujoy.com/

6.宣伝方法を考える

 

ブランドが成功するかどうかは、大部分が宣伝力にかかっています。

宣伝する上で、最低限やっておきたいことは、2点です。

 

  1. ブランドホームページの開設
  2. ブランドインスタアカウントの開設

 

上記2点は、必ず準備しましょう。

インスタアカウントのプロフィール欄には、『5.販売方法を考える』 で作成したネットショップのURLを必ず張りましょう。

 

スタートアップ的に、ブランドの認知を一気に上げるには、斬新な宣伝手法が必要です。

新しい宣伝手法で認知向上に成功したブランドをご紹介します。

 

本来の目的は、資金調達のクラウドファンディングですが、それを活用して反響を呼んだブランドが2つあります。

 

allyours <<


画像出典:”https://rainbowsoko.com/

 

10YC <<


画像出典:https://prtimes.jp/

2つの共通点は、クラウドファンディングを活用して、ものづくりを行ったことです。

それが、結果的に時代のトレンドやニーズにフィットしたため、おおくの話題を集めました。

 

画像出典:https://files.value-press.com/

 

これ以外にも、一般的になりつつある、インスタグラマーなどのインフルエンサーを活用した宣伝など、常に時代のトレンドにのった方法を取り入れましょう。

 

ブランドを立ち上げる際は、全てを一人でやろうとはせず、様々なサービスを利用してミニマムスタートを心がけましょう。

コンセプトをしっかりと作りこんで、それを時代のトレンドにのった宣伝方法で、世の中に発信していきましょう。

最後に、この記事を見てまた新たなブランドが生まれることを楽しみにしております!

最後までお付き合いいただきありがとうございました。